徳之島・喜界島での日米共同訓練反対、監視行動報告

日米合同訓練反対集会

2023年3月1日から徳之島・喜界島において、2023日米共同軍事訓練「アイアンフィスト(鉄の拳)」が行われました。

わずか4ヶ月前の2022年10月に実施されたばかりのこの展開に、驚くとともに抗議のために徳之島と喜界島を訪島しました。
徳之島3町の首長への「訓練拡大中止・島民の安全の確保の要請」を求めた行動において、天城町は議会決定を経ていることから「自衛隊誘致は町民の総意」とし、他の2町も国の安全保障上の重要性を指摘しました。しかし後日、自衛隊誘致は3町合同で行っていることが判明し、そのことによって、短期間での合同軍事訓練の実施となったことが明らかになりました。
過疎化対策・地域振興という島民の切実な願いにつけいる政府、防衛省の策動に憤りを感じました。

自衛隊の通信基地
若者たちを戦場に送るな!!

喜界島の主な産業はサトウキビ、白ゴマ、柑橘類、トマト、サツマイモ、メロンなどの栽培、加工に加え、スギラビーチや百之台展望台、キビ(サトウキビ)の一本道などで知られる観光地です。
この自然豊かな喜界島は、1962年に赤連集落に自衛隊の通信基地が開設され、20年以上経過した1985年11月、当時の防衛庁がOTH (Over The Horizon) レ-ダ-受信基地の有力候補地として喜界島をあげ、さらには米軍も利用する「象のオリ」も計画していることが、連日マスコミ報道されました。
以来、現地では、馬毛島の米軍FCLP基地建設問題に似た反対運動の経緯をたどり、21年後の2006年3月に「像のオリ」は完成し、運用開始しました。 このような歴史のある喜界島で、2023日米共同軍事訓練の米空軍機や航空自衛隊機から陸自第1空挺団の隊員約100人がパラシュート降下し、地上に展開する訓練が初めて行われました。
パラシュート降下
米軍部隊の参加はなかったものの、キビの一本道に近い地域で行われた訓練は、観光地に似合わない異様な光景でした。また、訓練に抗議していた私たちの横で、喜界島出身の隊員の降下に「家族でしょうか」拍手が沸き起こったことに唖然としました。
近くで見学していた子どもたちに感想を聞くと「かっこよかった、やってみたい」との、声が帰ってきたことに驚きました。
そこで「戦争をしている場所でもやりたい?」と聞くと「絶対に嫌だ。戦争には、いかない」と返ってきた言葉に唯一救われ、どこか安心した自分がいました。
この子どもたちの将来のためにも、拡大していく日米共同軍事訓練に反対の声を上げなければと思った集会でした、