紀元節復活反対奄美地区集会・報告
2・11「紀元節」復活反対の日(建国記念の日)に平和を考えると銘打って、県護憲平和フォーラム事務長の磨島昭広さんに「馬毛島」軍事基地建設から1年の現状と課題について語っていただきました。
まず、「紀元節」とは、明治政府が、天皇の権威と国を統治するために、史実にもとづかない神武天皇即位を祝った日を、神国日本の始まり日と位置づけたと説明しました。2006年の安倍政権の教育基本法改悪は、愛国心教育を押し進め、戦前の国家主義体制に回帰を狙う政策であったと非難し、「紀元節復活」に反対していこうと訴えました。
政府・防衛省は、中国からの攻撃を懸念して、南西諸島での自衛隊基地の配備と強化をすすめており、馬毛島には、熊毛地区島民の反対する「米軍のFCLP基地移転」が、自衛隊基地建設に含まれる形で配備が決まった。馬毛島基地買収の過程は、〇〇億円が、いとも簡単に増額されており、紛れもなく「米国の防衛と軍需産業発展」に寄与・隷従する政府・自民党の裏金政策同様の不正が働いている。と語りました。
建設開始1年の種子島は、馬毛島基地建設の作業員でごった返し、「基地整備への賛否が分かれた西之表市では夫婦間ですらFCLPの話はできなくなっている。」、生活環境の急激な変化に住民は戸惑いを隠せない状況になっている。また、昨年12月に訓練途中、屋久島沖で墜落した米軍機オスプレイ事故後に捜索場所が拡がり、出漁できない日が続いた被害状況も話されました。
また、これまで県内で行われている米軍・オスプレイ等の低空飛行実態や米軍の管制下にある「横田空域(横田進入管制区)」を例に、日米政府の「日米地位協定や防衛費」の運用は、あまりに「恣意的だ」と指摘しました。奄美郡島内の防衛予算に関連して、奄美大島から馬毛島へ運搬される消波ブロック1個の価格等についても触れていただきました。「利益は中央に、被害は地元に降りかかっている。防衛費倍増より社会保障拡や老朽化した水道管(能登半島地震でも明らかになった)などのインフラ整備が急務です。」と訴えました。
最後に、「護憲・平和フォーラムとして、自衛隊員を敵視しているのではないこと。彼らを戦地に送ることなく、子や孫に「負の遺産」を残さないために、政治や税金の使い方に関心を持ってほしいと」と強調しました。「国と地方は対等。米軍の低空飛行や夜間飛行など、日米地位協定の何か一つでも変えていけるよう、全国から政府に求めていきましょう。正しい情報を身近な人と共有し、周囲の若者たちへ伝えていくことがこれから益々大切になる。」と呼び掛けました。集会に参加した皆さんは、馬毛島が戦闘機の飛び回る不夜城にならないように、祈るばかりでした。
鹿児島県鹿児島市鴨池新町5−7
電話 099-252-8585
