「不断の努力」ということ
鹿児島市議会選挙が実施され新たな議員が多く誕生した。市民中心の市政を二元代表制の一翼を担う立場として頑張ってほしい。自民党の得票率が下がったことは当然の結果であるが、「選挙の時ばかり」の声は耳に痛い。日頃から政治を話題にしているだろうか?
同じようなことを冲永良部島の日米合同軍事訓練「アイアン・フィスト(鉄の拳)」の監視行動の時も感じた。「中国がああいう風だからこの訓練はありがたい」という声。「徹底した話し合い・外交が大切」というわたしたちの主張に対し「中国や『北朝鮮』は話しても通じらん」という返事。果たして、これまでの自公政権は仮想敵国としている中国と話し合ってきたか。「平和的統一を望む。独立を強行すれば軍事的手段も放棄しない」という中国の主張と先の総統選挙にみられる「独立ではなく現状維持」を望む台湾住民の意思。この実態を隠しながら「台湾有事は日本有事」と繰り返す政府と軍事国家を目指す勢力。今回の岸田首相の訪米は自衛隊が米軍の指揮下のはいることを、進んで認めるためのものだった。これらの状況を国民が共有し・覆す「不断の努力」をわたしたちはやってきたのか。
さつま町で弾薬庫建設計画が進んでいる。「厳しいわが国をめぐる安全保障状況」そうか?地元住民不在のまま一部の人々が政府に請願し調査が始まる。これがわが国の民主主義か。佐賀県玄海町議会の原子力特別委員会は高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場をめぐり、処分場選定の第1段階となる文献調査を求める請願を採択した(「調査はするが最終処分場はいらない」という賛成した議員の声は理解できないが)。住民には全く諮られていない。山口県上関町では中間使用済み核燃料を保管する「中間貯蔵施設」建設予定地のボーリング調査が始められた。上関原発建設を阻止してきた地だ。ここでも住民の声は無視されている。
憲法前文の「主権が国民に存する」ことの意味を改めて問い直さなければならない。川内原発20年運転延長を問う条例制定を求める昨年の運動は主権者としての声だった。県下各地からも「9の日行動」が報告されている。志布志からは「とりくみの後の語らいが楽しい」という報告もある。「裏金」でスポンサーしか向いていない自民党政治に厳しく対峙しながら、子どもや孫たちに残したい社会・国を楽しい「不断の努力」で創っていきたい。
代表 下馬場学
鹿児島県鹿児島市鴨池新町5−7
電話 099-252-8585
