3.20「さようなら原発」全国集会 報告
2023年に亡くなった、作家の大江健三郎さん、音楽家の坂本龍一さんらが呼びかけた「さようなら原発」全国集会は3月20日、東京・代々木公園で開催され、全国から約6000人が参加しました。新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年春以降「首都圏集会」開催は規模を縮小してきたため「全国集会」は約3年ぶりの開催となりました。
開会前の一時的な強い風と雨が降る中、司会のピースボート・畠山澄子さんが、なかなかテレビに出ない「松元ヒロ」さんを紹介し、麻生太郎のモノマネや「トリチウムの半減期は12年ですよ」など、汚染水についての知識も織り交ぜながらの風刺コントでオープニングをかざり、雨中のステージ前は笑いの渦に包まれました。
集会は主催者あいさつに続き、福島原発事故を風化させないために全港湾と全日建の青年部を中心に結成された「フクシマ連帯キャラバン隊」は、16日の福島集会からスタートしてフィールドワークや茨城県水戸市の東海村など、各自治体への要請行動を行いながら代々木集会に合流し「原発をなくすまで、この集会を続けましょう」と元気よく呼びかけました。
次に「これ以上海を汚すな!市民会議」の片岡輝美さんが、福島県議会で『教育現場におけるALPS処理水の理解醸成に向けた取組の更なる強化を求める意見書』が自民党議員により採択された問題を、次に「女川原発の再稼働を許さないみやぎアクション」の多々良哲さんが、東北電力の女川原発2号機の6月再稼働についての報告を、次に、東海村村議の阿部功志さんが、1月の村議会選挙の結果、脱原発首長会の村上前村長の娘さんがトップ当選したことを報告し「自民党は反社会的勢力に成り下がっている。岸田政権を倒しましょう」と訴え、次に「志賀原発を廃炉に!訴訟原告団」の北野進さんが「元旦の地震で能登の風景は一変し、私たちの暮らしも大きく変わりました。かつての珠洲原発予定地の中部電力の寺家では1mの、関西電力の高屋では2mの隆起が確認されました。珠洲原発が出来ていたら家屋は倒壊し、道路は寸
断され、津波被害で奥能登は孤立し、被曝に晒されていたと思います。今回の地震からの復興に向けた全国の皆さんからの応援に感謝します。今後は、志賀原発を廃炉に追い込む「全国集会」を、震災から半年後の6月か7月に開催したいと考えています」と報告し、能登半島地震被害への全国からの応援と激励への感謝と共に、今後の決意を語りました。最後に、大江さんと一緒に呼びかけ人となった、ルポライターの鎌田慧さんが「大江さん、坂本さん、瀬戸内さんが亡くなりました。これまで頑張ってきて13年が経ちましたが、いまだに原発は存在します。私たちは原発廃炉、脱原発、20年延長運転反対の声をあきらめずに上げていきましょう」と、力を込めて訴えました。
集会後、参加者は渋谷・原宿の2コースに分かれて、デモ行進しました。
磨島 昭広
鹿児島県鹿児島市鴨池新町5−7
電話 099-252-8585
