馬毛島基地建設を許さない! かごしま集会

1月11日(土) 午後1時半から鹿児島市「みなと大通り公園」で開催されました。

主催者の平井一臣さん(鹿児島に米軍はいらない県民会議・議長)は、今朝の新聞を見て『国栄えて、ふるさとの山河なく』と、工事が始まって2年が経過するが馬毛島の惨状がわかる。かつて緑に覆われた島は茶色くなっている。ここにきて多くの市民が「こんなはずじゃなかった」と嘆いている。このことを広く県民に訴えて行こうと語られました。

続いて「現地からの報告」として前園美子さん(馬毛島に米軍施設はいらない市民・団体連絡会/副会長)は、工事が始まってからの西之表市および種子島の現状について、島民の生活環境が大きく変わったことを報告されました。1つに、恒久的に米空母艦載機離着陸訓練(FCLP)が年間130日実施、1日平均180回繰り返され、訓練は深夜の3時まで行われること。騒音による健康被害、島民の平穏な生活は根底から壊されることは必至であること。2つに、昨年10月末現在、工事関係者が4,850人に達し、住居確保のため「空き家」が無くなり、家賃が高騰、「2Kの住宅で7万円が30万円まで高騰とも」。家賃を払えなくて退去勧告を受けた市民がいること。ホテルや民宿も抑えられ、観光客は宿をとるのが難しいとのこと。市内の「空き地」には仮設宿舎やコンテナハウスが設置され、のどかな種子島の様相は無くなってしまっている。3つに、治安の悪化も報告されました。前年比に比較して確実に犯罪が増えていること。通学路に大型トラックが往来し、児童・生徒の交通事故への懸念、信号機ごとに誘導員が配置されているが人身事故・物損事故も確実に増加していること。駐車場ではないところに県外ナンバーやレンタカーが置かれていたり、ゴミ処理の問題、携帯電話がつながりにくい、医療体制のひっ迫など基地推進派であった方からも「こんなはずじゃなかった」と不安の声が聞こえてくると。4つに、漁業権を放棄した海域で漁をしていた関係者は「海上タクシー」や警戒船に乗り、1日82,000円の日当、高額な賃金は「物申さない住民を増やしている」。

最後に、基地建設が進む中で、市民の中にはいくばくかの利益を得る人もいます。当面、同じ働くなら高額な賃金のところに行くし、結果として農業に従事する人、商店街で働く人、介護施設や医療現場で働く人の転職で人手不足が起こっている。防衛省は「地元の理解が一番」というが、市の職員が現地調査を求めたにも関わらず、それすらも叶わなかった。米中関係から台湾有事を煽り、抑止力としての防衛力増強を続ける政府に再考を促す闘いを現地から、そして県内の各地で拡げていただきたい。

集会の後、参加者250人余は『馬毛島基地建設を許さないぞ・米軍のFCLP訓練を許さないぞ』とシュプレヒコールしながら』いづろ通りから天文館を経て高見馬場までパレードをしました。