奄美・嘉徳の護岸工事とオスプレイ低空・夜間飛行禁止を外務・環境・防衛省に申入れ
奄美ブロックと県フォーラムは、2025年4月14日(月)午後から衆議院第一議員会館の会議室で、中央フォーラムの染・代表の協力をいただき、外務省(国際文化協力室)・環境省・防衛省の担当者と連続して「世界自然遺産保護のため、自然破壊の公共工事中止と日米軍事訓練禁止」を求めました。
はじめに、染・代表から「世界自然遺産に登録された奄美・徳之島では、①日米軍事訓練、②自衛隊のミサイル基地建設、③沖縄辺野古への土砂搬出、④嘉徳海岸の護岸工事などで自然破壊が進み、基地の島になりつつあるのではという懸念や不安が広がっています。本日は地元の現状を訴え、改善に向けた申し入れを行いますので、よろしくお願いします」と、あいさつしました。
次に、奄美ブロックの関・代表が申し入れの前に訴えたのは、奄美全域で壊滅状態にある「ソテツ」の問題で、外来種のソテツシロカイガラムシが、ソテツの幹や葉に寄生し、吸汁する害虫で増殖力が高く、被害木が枯死します。この害虫が沖縄辺野古への土砂搬出で、沖縄に渡ることがあってはなりません。また、奄美の瀬戸内町嘉徳川、嘉徳海岸に広がる嘉徳砂丘流域一帯が世界遺産の緩衝地帯です。鹿児島県は貴重種の「リュウキュウアユ」や固有種の「スジエビ」が棲息している嘉徳海岸を、台風被害による「海岸保全地区」に指定し、コンクリート護岸「提」を建設するとしましたが、砂は減るどころか更に増えづけていることを訴え、世界自然遺産関係を所管する外務省・国際文化協力室の課長補佐には、護岸工事の中止を求めました。さらに、毎年のように日米軍事訓練が奄美群島各地で実施され、徳之島ではアマミノクロウサギの棲息する天城岳などで「山地機動・偵察訓練」が行なわれ、地元自然保護団体から「日米軍事訓練のあと、希少植物の踏み荒らし・消失」が報告されまし
た。奄美自然遺産のシンボル森林「金作原」上空を昼夜問わず低空飛行訓練する米軍機オスプレイの飛行禁止を求めました。国際文化協力室からは「奄美からの現状を伺いました。国内の自然・文化遺産について指導する権限はありませんが、関係機関と情報の共有をしていきたい」との回答でした。また、環境省の課長補佐からは「嘉徳住民からの要望を受けて鹿児島県が行うもので、環境省として工事中止の権限はありません」そして、防衛省の在日米軍協力課からは「米軍に対して、オスプレイの飛行について、安全確保を訴えて行きます」というだけで、とても地元のことを理解しているとは思えない回答でした。
奄美ブロックは、これからも自然を守るために、抗議の声を上げていきます。
奄美ブロック代表 関 誠之
鹿児島県鹿児島市鴨池新町5−7
電話 099-252-8585
