原水爆禁止世界大会・長崎大会
鹿児島ブロック護憲平和フォーラム 吉村公宏
1945年の長崎県への米軍による原爆投下から80年という月日が経ちました。今もなお被爆の後遺症に苦しむ被爆者が大勢いる中、「核と人類は共存できない」という信念で8月7日~9日に掛けて被爆80周年原水爆禁止世界大会・長崎大会が開催されました。
2024年のノーベル平和賞は、日本被団協が受賞しました。被爆者による草の根の運動で核兵器のない世界実現のため、核兵器が二度と使われてはならない事を目撃証言を通じて示して来たことが授賞理由です。被団協のメンバーである被爆者らは、核兵器の使用がもたらす人道上の破滅的な結果について認識を高めるため、たゆまぬ努力を続け、核兵器の使用は道徳的に許されないと烙印を押す力強いメッセージが、国際的に醸成されました。このメッセージは「核のタブー」として知られています。
日本被団協がノーベル平和賞を受賞して初めての世界原水爆禁止長崎大会。核兵器廃絶の機運は世界的に確実に高まっています。にもかかわらず、日本政府の核兵器廃絶の動きは、全く見られません。2025年3月、国連で核兵器禁止条約の第3回締約国会議が開催されましたが、日本政府はオブザーバー参加も見送りました。日本は唯一の被爆国です。核兵器のむごさや悲惨さを最も知る国です。日本が核兵器の廃絶を国家として訴えなければ、核兵器の廃絶は望めません。日本政府は、アメリカの「核の傘」に依存し、核抑止力が必要不可欠であるとした安全保障を重視していますが、それでいいはずはありません。
日本被団協の運動と日本政府の対応は、全くの真逆です。世界原水爆禁止長崎大会参加し、学習する中で日本政府の対応に怒りがこみあげて来ました。真夏の長崎でこの熱い思いを草の根の核廃絶運動にささげたいと思いました。
8月9日原爆落下中心地公園の献花台に千羽鶴を供えました。その後11時2分、80年前の原爆投下を思いました。被爆者の苦しさを思うと涙があふれて来ました。被爆者の中には鹿児島から三菱重工に動員され犠牲になった若者も大勢いたとの事です。鹿児島にも被爆の関係者は多くいらっしゃいます。原爆投下はまさに自分事です。
核兵器は一瞬にしてすべてを焼き尽くします。今回、核兵器のむごさ悲惨さを再確認しました。これから核兵器廃絶に向け自分が出来ることをやり続けます。
鹿児島県鹿児島市鴨池新町5−7
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