2.11「紀元節」復活に反対し、思想・信教の自由を守る県民集会
集会は2月10日午後、鹿児島市国際交流センターで開催、63人ほどが参加し、主催者あいさつに続いて、DVD「教育と愛国」の上映・鑑賞後、意見交換会を開催しました。
主催者あいさつで下馬場学・県護憲平和フォーラム共同代表は『2月11日の建国記念の日』は戦後廃止された「紀元節」の復活であり、国民主権に反するものと言わねばならない」と、その意味を以下のように説明しました。
<「建国の日」は戦前までは「紀元節」~初代天皇とされる神武天皇が即位した日を紀元の初めとしたもので、神武天 皇の即位日が紀元前660年1月1日とされた。明治6年(1873年)、これを新暦に換算して2月11日を「紀元節」と定めた。この後、1948年(昭和23年)国家神道を排除しようとする過程で「建国の日」は廃止、しかし1951年ころから「紀元節」復活をさせようとする動きの中で、1966年(昭和41年)「2月11日を『建国記念の日』とする」ことを政令で決定した。>
『教育と愛国』 DVD上映
~テーマ:教科書問題を考える「政治が教育の場に」学校で起きていること~
映画でのキーワード「愛国者」がどう作られていったか、その中心課題が社会科での「従軍慰安婦」問題であり、朝鮮人労働者の強制労働問題、そして沖縄戦の集団自決問題に焦点が当てられるが、書き換えなどの指導は「命令ではない」形で出版社・執筆者へ伝えられ、いつの間にか政府の思惑通りに内容が書き換えられるという場面を見事に映し出していました。
2006年の教育基本法改定では、いわゆる「愛国心条項」が追加され、国家権力が定義する「愛国」に教育現場や教科書会社が忖度するようになっていきました。
また過去の戦争加害に関する「政府の統一見解」が時の政権によって閣議決定され、教科書にもそれが反映されてきているのです。それは2021年高等学校「日本史」の教科書検定で次のように書き換えられました。朝鮮半島での「強制連行」が「動員」や「徴用」に「従軍慰安婦」に関しては軍の関与を否定して「慰安婦」と訂正されて行きました。
また、2014年第2次安倍政権は、教育委員会制度改革に踏み込み「教育委員長」はそれまで教育委員の中で選任されていましたが、首長が任命するという制度へ変わり、首長の意向が教育行政に反映されやすくなったという現実があります。作品に幾人もの「愛国者」が登場するが、その代表が安倍晋三(元)首相になるのか?この映画を是非多くの皆さんに観ていただきたいと思いました。
集会最後に、会場からの意見~3人の方から発言があり「①ガーデンズシネマ(マルヤガーデンズ7F)で上映される映画は事実を伝えるもので決して左翼的なものではない。②「9の日」行動をJR鹿児島中央駅前で毎月開催、いま「若者」も結構チラシを受け取ってくれると。③歴史に学ぶことの大切さを痛感、こんな企画を「共闘の場」で企画してください。」など貴重な意見をいただきました。
鹿児島県鹿児島市鴨池新町5−7
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