地域・仲間とつながり、継続して
副代表 上猶 覚
「2025年は、戦後80年。」とよく聞くようになった。新しい年を迎え世の中は、安心して平和に過ごせるようになっていくのだろうか。残念ながら、世界も国内も混沌とした状況になっているように感じる。世界では、ロシアのウクライナ侵攻が、2月で3年目となる。イスラエルのガザ地区攻撃が、ようやく停戦(1月19日)となったが、予断を許さない状況だ。US Aでは、トランプ大統領就任で、世界のパワーバランスや経済において、今後、日本を含め様々な影響を及ぼすこととなるだろう。国内においても、少数与党となった自公政権が、これまでの強引な政策決定から、野党との調整を図る慎重な政策決定とならざるおえない状況となっている。
そういった中で、わたしたちの反核・護憲平和に関わる運動は多くの課題を抱えている。南西諸島の軍備強化は、沖縄から九州にかけて、強引にそして莫大なお金(税金)をかけて進められている。県内でも、奄美の自衛隊基地増強、馬毛島基地建設をはじめ、さつま町の弾薬庫建設、特定利用空港・港湾指定など地元への丁寧な説明もない。それぞれ課題を抱える地元で基地建設反対の声もあるが、広く大きな動きよりも、「諦め」や地域の分断につながり、声をあげづらい状況になっているように感じる。
今と未来に向けて、わたしたちがどんなビジョンを持って運動を進めていけばよいのだろう。その具体的なヒントは、昨年、「核兵器のない世界の実現をめざして尽力し、核兵器が二度と使われてはならないことを、目撃証言を通じて、身をもって示した。」という理由から日本被団協(原水爆被害者団体協議会)がノーベル平和賞受賞した。戦後11年たった1956年に設立された被団協とともに、原水禁(原水爆禁止国民会議)も1965年に組織され、核廃絶を目指して運動が継続されている。夏に開催される原水禁世界大会は、その運動の広がりと、世界との繋がり・世界を変えることにつながっている。つまり、基地など課題を抱える地域だけにその運動を頼ったり、委ねたりするのではなく、わたしたちが、地域と手を結び、継続して広く繋がりを持ってアピールしていくことだと思う。早速、1月11日には、馬毛島基地建設を許さない鹿児島集会&パレードが開催され、多くの仲間が集結した。「微力だけれども、無力ではない」あきらめず、継続して仲間とともに運動を進めていきましょう。
鹿児島県鹿児島市鴨池新町5−7
電話 099-252-8585
