責任ある主権者として
代表 下馬場学
立憲民主党での野田佳彦代表選出に続いて、自由民主党では石破茂総裁が選出された。それぞれが選挙中に訴えたことをどう具体化していくのか、監視していかなければならない。「誰が総裁になっても自民党」の福島瑞穂社民党党首の言葉は、総裁選挙期間中「裏金・統一教会」問題に触れようとしない自民党の体質とそれを許している日本の政治の状況を言い当てて意味が深い。「まっとうな政治」を作っていくことは政治家だけでなくわたしたち主権者の責任でもある。
西之表市馬毛島の自衛隊基地整備の工期が3年遅れの2030年3月末に延長された。長期化の新たな工程の説明は市長にとどまり、市議会や市民の説明は全くない。防衛省が再三強調してきた「地元の理解」はどこにいったのか。今種子島では、市民生活が混乱状態にある。交通量が増加し事故の危険性が高まり、病院で待ち時間が長くなり、家賃の高騰で児童・生徒が転校を余儀なくさせられたという教育現場の報告もある。漁業・農業から基地建設関係への転職増加の中の工期延長は、工事終了後の種子島の「生業」の在り方が危惧される。東京電力福島原発事故後の集会で、ある漁師が「俺たちは魚を獲ってなんぼの漁師だ」と訴えたことを思い出す。みんな自らの生業に誇りを持っている。補償金・交付金では幸福な生活は得られない。
東京電力柏崎刈羽原発から使用済み燃料が青森県の中間貯蔵施設に搬入された。刈羽原発を再稼働するための処置である。今後中間貯蔵施設で50年間保存し、再処理・最終処分の過程を経て10万年地下で保存される計画だが、再処理工場は27回目の稼働延長、最終処分場は候補地さえ決まっていない。そうした中での、川内原発が20年稼働延長に入り、GX法により政府は60年延長も企図している。政府のこの無計画・無責任をわたしたち主権者が正していかなければならない。
袴田事件裁判で静岡地裁は袴田さんの無罪を言い渡した。事件発生・逮捕から実に58年を経た無罪判決だ。味噌タンクからの衣類の発見など捏造は明らかだった。心から喜びたいが、袴田さんの「失った58年」は戻ってこない。袴田姉弟の闘いそして支援してこられた方々に敬意を表す。大崎事件でも後に続きたい。
「わたしたちが一歩譲ると権力は二歩踏み込んでくる」が、今度はこちらが二歩も三歩も踏み込んでいこう!政治の闘いも目の前だ。団結と連帯で!
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